危険な略奪愛 お嬢様は復讐者の手に堕ちる

 心はもう決まっていた。行く以外の選択肢は全く浮かばなかった。

「あぁ。行くなら早めに行ってやってくれ」

 たまらず、蓮はその紙を握りしめ事務所を飛び出していた。

 すみれに必要とされているかわからない。顔も見たくないと拒絶されるかもしれない。それでも。
 それでも、会いに行きたい。
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