危険な略奪愛 お嬢様は復讐者の手に堕ちる
動揺を悟られまいと、歩みだそうとすると、そのままバランスを崩して倒れそうになるのを片桐が抱きとめたが、砂に足を取られてそのまま二人で倒れこんだ。
慌てて上体を起こすと、片桐がすみれの背に手をやる。
時間が止まったような気がして思わず息を呑んだ。
どれくらいの間そうしていただろうか。砂まみれになるのも構わず、すみれはも桐の背に手を回した。
どちらからともなく、唇が重なる。最初は優しく、だんだん激しく。
「ん……」
抱き合った体が互いに熱を帯びてくるのがわかる。