危険な略奪愛 お嬢様は復讐者の手に堕ちる
どれくらいそうしていただろうか。角度を変え何度もキスをする。どうしてこんなことをしているのだろうという気持ちはあったが、なぜだかとても自然なことに思えた。
本当は、ずっと前から片桐に惹かれていたのではないか。それなら達也の不貞を責める権利などすみれには初めからないのかもしれない。
お互い砂まみれになるのにも構わず、夢中でそうしていた。悪いことをしている気持ちがした。けれど止まらなかった。
婚約者に裏切られて自棄になっているのか、それとも本当に片桐が好きなのか。
今のすみれには自分でもわからなかった。
「どうして私に優しくするの……?」
言葉にして、すぐに後悔した。
片桐の表情からいつものように隙がなくなったからだ。はっとしたように片桐が体を離す。
本当は、ずっと前から片桐に惹かれていたのではないか。それなら達也の不貞を責める権利などすみれには初めからないのかもしれない。
お互い砂まみれになるのにも構わず、夢中でそうしていた。悪いことをしている気持ちがした。けれど止まらなかった。
婚約者に裏切られて自棄になっているのか、それとも本当に片桐が好きなのか。
今のすみれには自分でもわからなかった。
「どうして私に優しくするの……?」
言葉にして、すぐに後悔した。
片桐の表情からいつものように隙がなくなったからだ。はっとしたように片桐が体を離す。