タオル係の、独占欲。(短)

結局。



ごめんなさいでした――と三人が声を揃えて緒都くんに謝ったところで、解散となった。

そして、こっくりさんでゲッソリとした女子二人に、緒都くんが声をかける。



「今いろいろ調べてるんだんけどさ……君たちが素質ありそうで良かった」

「えっと緒都くん、何の話?」

「うん。文化祭、お化け屋敷がいいんじゃないかって思っててね。今日の下見も、段ボールが大量に集まるか調べてたんだよ」



言いながら、既にゲットしてきたらしい怖い幽霊の面を、ひょいと自分の顔に被せる緒都くん。

これには強気な二人も「ぎゃあああ!!」と大絶叫し、スリッパを脱ぎ捨てながら全速力で去って行った。

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