タオル係の、独占欲。(短)
「今、緒都くんを……見てはいけない気がします」
「え、どうして?」
「なんていうか、その……いつもとは違うカッコよさがあって……しんどいです」
「……」
そう言って、ふいと視線を外した私を、無言で見つめる緒都くん。
かと思えば、顔を赤くして「ったく」と。少し乱暴に、言葉をはいた。
「ほんとうに君は、なんでも口にしちゃうんだから」
「す、すみません……」
「いや、いいんだけど……はぁ。俺の身にもなってよね」
「どういう……?」
どういう意味なんだろう?と聞こうとした時。
緒都くんが、ずぶ濡れになったタオルを、思い切り絞った。途端に腕の筋肉が浮き出て……血管など、もろもろの筋から、私は目をそらせなくなってしまう。
「……っ」
「ん、なに?」
「いえ、また新しい一面を見たな、と思いまして……」