タオル係の、独占欲。(短)

「……前さ、俺に聞いたでしょ? ”どうしてハンカチじゃなくてタオルなのか”って」

「そんな事も、ありましたね」

「あの時は、ハンカチを持ってなかったからって言ったけど……」



すると緒都くんは、膝を曲げて私と視線を合わせる。

急に目の前に現れた緒都くんに、私はビックリするも……。後退することを緒都くんが許してくれなかった。

尚もタオルを持ち、私が遠くへ行くのを許さない。



「ち、近い……ですっ」

「うん。これが理由」

「へ?」



すると、緒都くんはタオルを私の頭から、首にずらす。

そして、そのままクンッと引っ張って、



ちゅっ



私の唇に、キスをした。


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