茨の蕾は綻び溢れる〜クールな同期はいばら姫を離さない〜
★R18
陽翔が蕾を舌で突いている間に、彼の手は百子の太ももをゆっくりと撫でている。だが閉じられたままだと触りにくいと気づいたのか、彼は百子の力の入らない足を割って百子の体の中心に自らの身体を滑り込ませる。

「ま、待って! あああっ!」

「待てる訳ねえだろ」

足を大きく左右に開かされていることに羞恥を覚える百子だったが、一際強く陽翔が双丘の蕾を吸い上げてしまい霧散してしまう。ソファーの背もたれに上半身を預けた百子は下腹部がいよいよ疼き、その疼きを発散させるように、その喉から高い声を上げる。最初は膝頭に近かった彼の手は、段々と足の付け根まで伸びてきており、妙な期待をしてしまって腰がゆれてしまう。それを目ざとく見つけた陽翔は、百子のスカートを捲りあげてそこに顔を突っ込んだ。

「下着の色が変わってんぞ。そんなに触って欲しいのか」

陽翔が蜜で湿っている下着越しに秘花をそっと縦になぞった。甘い疼きが走り、百子の高く甘い声がして腰が跳ねたと思えば、さらにショーツが湿り気を帯び、いつもよりも小さな水音が陽翔の耳を、鼓膜を、熱杭を震わせる。

「やっ、だめ、ああっ! はると!」

「そうか、駄目か。やっぱりこれは邪魔だよな」

顔を上げた陽翔は、今にも舌なめずりをしそうな表情を浮かべており、百子はかっと顔に血が集まるのを感じた。あれよあれよと言う間にも、陽翔は百子のスカートとショーツをいとも簡単に剥ぎ取り、自らもネクタイの結び目に指を入れて外し、シャツのボタンを引きちぎらんばかりに取り去って肌着も乱暴に脱ぎ捨てた。

「いつもよりもぐしょぐしょだぞ。今すぐ食いたいが、先に味見しておくのも悪くない」

陽翔は百子の花芽をそっと舌で掬い、そのまま押しつぶしたりこね回す。いくらかもしないうちに、白い雷に打たれたような衝撃が百子の身体を走り回り、腰を大きく跳ねさせ、足に力が入って身体を反らした。しかしその余韻に浸る暇もなく秘花に指が二本侵入したと思えば、百子の一際悦いところを円を描くように擦りあげる。それと同時に陽翔の舌が花芽を吸うので、甘い疼きは白い奔流をひっきりなしに呼び込み、まるで渦潮になったかのように百子を圧倒した。

「ひゃっ! あん! いっしょは、だめ!」
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