茨の蕾は綻び溢れる〜クールな同期はいばら姫を離さない〜
(こんなに余裕がない陽翔、初めて見た……)

陽翔が一心不乱に自らの秘部を舐め回し、甘い疼きを白い奔流に変えて包み込むので、百子はすでに目の前にいる彼のことと、幾度となく襲いかかる

「舐められるのそんなに好きか。どんどん溢れてきてぐちょぐちょ。俺の指を咥えて嬉しそうだな」

「ああああっ! さっき、イッた、のに!」

大きくなっていく水音に生唾を飲み込みながら顔を上げ、陽翔は情欲を孕んだ低い声で告げる。彼の笑みに歪んだ口の周りは百子の蜜でぬらりと光り、下腹部を小さく疼かせた。

「百子は指よりもこれを咥えたいよな」

陽翔が蜜壺から指を引き抜いて蜜を舐めとりながら、百子の太ももに熱杭を押し当てるように腰を動かした。彼女が顔を赤らめながら頷くや否や、陽翔がカチャカチャとベルトの音をさせてズボンとトランクスを脱ぐのをぼんやりと見ていた。トランクスに染みがあるのを見つけた百子だったが、臍に届きそうな熱杭を見て思わず息を呑む。先端から透明な蜜を垂らしてるそれに触れようとした百子だったが、ソファーに押し倒されたために叶わなかった。背中に違和感を感じてちらりとそちらに目を向けると、陽翔のシャツが敷かれていた。

「百子のココ、ソファーも濡らす勢いで溢れてたからな。これで心置きなく楽しめる」

ニヤリとすると百子が顔を隠してしまったので、その間に陽翔が素早くズボンのポケットに入っていた避妊具を装着してしまい、陽翔は百子の両足を自分の肩に乗せた。百子はじたばたしたものの、足をガッチリと掴まれているので身動きが取れずに首を横に振る。

「やだ! 恥ずかしいって! こんな格好……んっ! こすっちゃ、やだ」

陽翔は彼女の秘花を自身の熱杭で縦に撫でる。蜜口を避けて花芽に先端を当てているので、陽翔自身ももどかしい。それでも彼女の恥じらうその顔と、熱杭を今か今かと待っているように秘花がひくひくと動く様子を交互に見ると、彼女への愛しさが無尽蔵にこみ上げ、熱杭も陽翔の体も滾りを増すのだ。

「そんな気持もぶっ飛ぶくらい、俺が百子を愛して暴いて、俺しか見られないようにしてやる」

(だから百子、俺を置いて行かないでくれ)

百子は劣情に塗れた彼の瞳に縋るような光を見つけたが、陽翔は百子に自身を潜り込ませるのを見せつけるかのように、ゆっくりと熱杭を百子の体の中心に埋めていったので、襲い来る甘い疼きにその違和感を手放した。
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