茨の蕾は綻び溢れる〜クールな同期はいばら姫を離さない〜
潤みきった秘花を、彼自身の欲望に滾る熱杭が少しずつ隘路を掻き分け、やがて二人の腰がぴったりと密着し、荒い息と甘い吐息が部屋に溶ける。顔を反らせていた陽翔が百子に微笑みかけ、百子は心音の高鳴りを感じて体を僅かに震わせる。彼の首筋から胸元にかけて、透明な汗が伝う様子が酷く艶めかしく、彼女は無意識に下腹部に力が入る。陽翔が眉を一瞬だけ顰めて、低い吐息を漏らしていた理由が分からず、百子が小首を傾げたが、唐突に陽翔が覆い被さってきて、彼の熱杭が蜜壺を穿った。

「あああっ……そこ……!」

体を起こした陽翔に入り口付近を擦られ、彼女は抽挿の度に嬌声を喉から溢れさせていた。陽翔が腰を動かすのに合わせて、結合部が淫靡な水音を立て、甘い波が百子に降りかかる。どこかふわふわとした心地がして、百子は陽翔の手をぎゅっと握った。

「百子は入り口好きだよな」

少し角度を変えて、熱杭を入り口付近の腹側に当てると、彼女の襞がきゅっと狭まった。入れる時は拒まれるように狭いが、抜く時はまるで追いすがるように襞が熱杭に絡みつくその感触が、とてつもなく愛おしいのだ。

「でもエロい百子はそれだけじゃ物足りねーよな」

このまま留まっていたいが、一刻も早く彼女と密着したい陽翔は、そう言って腰を押し進め、少しだけ固い彼女の子宮の入り口を何度も軽く突いた。百子は一際高い声を上げ、襞がより一層熱杭に絡みつき、一気にこみ上げてきた白が炸裂しそうになり、彼は再び百子に覆い被さり、荒い息を吐きながら、腰を動かす速度を落とす。百子の両手が背中に回り、首筋に口付けを落とされた陽翔は、顔を上げて百子の唇を、舌を激しく貪り、再びゆるゆると腰を動かす。断続的な百子の嬌声は、陽翔の口の中に溶けて消え、口腔を、蜜壺を蹂躙する水音だけが百子の耳朶を、脳を淫靡に撫で上げた。

(どこもかしこも……陽翔でいっぱい……気持ちいい……)

うっとりとする暇もなく、百子は幾度となく襲いかかる、白い波に翻弄されて、ふわふわと体が漂う心地がしたと思えば、隘路を穿たれる衝撃でベッドの上へと意識が戻る。百子は知らぬ間に陽翔の背中に爪を立て、両足を陽翔の腰付近に巻きつけていた。

「百子……?」

薄目の百子は彼の疑問に目を見開く。彼がさらに獰猛な笑みを浮かべていたからだ。

「そんなに俺とくっつきたいか」

陽翔は一度体を起こし、熱杭を引き止めるように蠢く襞を振り切るように己自身を離脱させる。栓を失った秘花から蜜がとろりと溢れる様子を見て、陽翔は舌なめずりをした。

「えっ……やだ、抜かないで……」

悲しげな潤んだ瞳に、ほんの僅かだけ胸がちくりとしたが、彼女をうつ伏せにして枕を持たせ、耳元で囁いた。

「そんなに物欲しそうにしなくても、ちゃんと俺のでかわいがってやるよ」
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