茨の蕾は綻び溢れる〜クールな同期はいばら姫を離さない〜
「ひっ……あーーっ……!」

最奥まで一気に陽翔に貫かれ、目の前に白い光が明滅し、体を震わせて陽翔が寄越した枕にしがみつく。陽翔の顔は見えないものの、何となくだが人の悪い笑みを浮かべているのではないかと百子は思う。浅い場所をしきりに責められたら、予期しないタイミングで最奥を突かれ、低い位置で挿れられたと思えば、腰を掴まれて高い位置で突かれてしまい、身体が刺激に慣れるよりも先に責め方を変えられるので、百子は嬌声を我慢することができないのだ。

「百子は後ろからが一番好きだよな。俺のを咥えて離さないくらいに」

「あ! そんなに、したら……」

彼の甘さを増した低い声も、百子を昂ぶらせるのに一役以上買っているに違いない。幾度となく白い波が百子を圧倒してきているので、体を引こうと思ったとて、それを察した陽翔にがっちりと腰を掴まれてしまう。そのまま彼が熱杭で蜜壺をかき回すように動いたことで、百子は体を反らせて声にならない叫びを上げ、体を跳ねさせて枕に突っ伏した。脳が焼き切れ、目の前が白く塗りつぶされた感覚が少しずつ緩んできた段階で、百子は陽翔に手を引かれ、あぐらをかいた彼の膝の上に座らされる。

「やっ、まって……!」

彼の膝の上に座った途端、先程よりも心なしか膨張した熱杭が最奥を突いてしまい、白い稲妻に打たれたかのようにびくんと体を震わせ、シーツを強く握りしめる。

「くそっ! 百子、出すぞ!」

「ああああっ! きて……!」

しかし陽翔も限界を感じたのか、動きを止めて百子を後ろから抱きすくめ、百子を串刺しにするかのように二、三度突き上げ、すぐさま熱杭を根本を押さえながら引き抜く。ずるりと離れた陽翔の欲望を追いかけるかのように、最奥から白く泡立った蜜が溢れ出た。陽翔は避妊具を素早く処理をして、太腿に垂れている彼女の蜜をティッシュで拭い、口移しで彼女に水を飲ませた。

「百子、少し休憩するか。体は何ともないか?」

「うん、大丈夫……ありがとう。陽翔は?」

「百子が可愛すぎて体が熱いくらいだな」

陽翔の熱が移ったかのように、百子は体を熱くして、これ以上陽翔が何も言わないように、彼の唇を自身の唇で塞いだ。そのまま向かい合ったままベッドに倒れ込んだ二人は、惹かれ合うように唇を寄せ、緩く舌を絡めて唇を啄む。汗ばんだ肌が擦れるのが心地よく、百子は陽翔の背中を強くかき抱く。
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