契約婚初夜、冷徹警視正の激愛が溢れて抗えない
 柊吾さんが鍵を開けて中に入ると、玄関だけで私の部屋ぐらいの広さがあった。
 シューズクローゼットには革靴だけでも三十足はある。
 一日はこの靴、二日はこの靴とか決まってて、順番に履いていくのかな?
 そんなくだらないことを考えていたら、柊吾さんに手を掴まれて部屋を案内された。
「莉乃、ここがリビングで、隣がダイニング……向かい側には僕の書斎がある。ゲストルーム、バスルームにトイレ、そしてここが寝室です」
 柊吾さんが一番奥の部屋のドアを開ける。
 広さは二十畳ほどあって、とても開放感があった。
 天井も壁もベッドも真っ白。ターコイズブルーのラグがアクセントになっていて、地中海風でとっても素敵。まるでインテリア雑誌に載ってる部屋みたい。ベッドも、私の部屋のベッドの三倍はありそう。
「ここは柊吾さんの寝室ですか?」
 彼にテンション高く尋ねると、とんでもない答えが返ってきた。
「僕たちの寝室ですよ」
 一瞬、彼がなにを言っているのかわからなかった。
 彼の声が私の頭の中で何度もリフレインする。
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