愛しのプラトニック・オレンジ~エリート消防官の彼と溺甘同居中~
思わず悲鳴を上げる私を背中からぎゅっと抱き竦める。
力強い腕が胸とお腹に回り、熱っぽさに包まれ、呼吸が止まった。
「子ども扱いしているつもりはないが?」
いたずらっぽい響きをにじませ、耳もとに吐息を吹きかける。
きゅんと胸がうずき、全身が熱くなってきた。
子どもの頃のように、安らぐだけじゃない。男性としての力強さが背後から伝わってきて、緊張で息が切れそうだ。
「食事のとき、言ってたよな。俺はいつも優しいって」
「ええ」
「俺には『優しいだけじゃ嫌だ』って聞こえた」
「え、えええ!?」
そんなネガティブな気持ちを込めたつもりはないのに。
いや、確かに心のどこかで物足りなさを感じていたのは事実だけど、でも決して、北斗さんを責めるつもりでは……!
慌てふためいて、彼の腕をぎゅっと抱き返して振り向く。
「わ、私、北斗さんのこと、優しくて大好きって言ったつもりで――」
「本当に? 優しいだけの俺でいいの?」
そう尋ねられると答えられなくなってしまう。
「だけって言われると……。違う北斗さんもいるなら、見てみたいというか」
力強い腕が胸とお腹に回り、熱っぽさに包まれ、呼吸が止まった。
「子ども扱いしているつもりはないが?」
いたずらっぽい響きをにじませ、耳もとに吐息を吹きかける。
きゅんと胸がうずき、全身が熱くなってきた。
子どもの頃のように、安らぐだけじゃない。男性としての力強さが背後から伝わってきて、緊張で息が切れそうだ。
「食事のとき、言ってたよな。俺はいつも優しいって」
「ええ」
「俺には『優しいだけじゃ嫌だ』って聞こえた」
「え、えええ!?」
そんなネガティブな気持ちを込めたつもりはないのに。
いや、確かに心のどこかで物足りなさを感じていたのは事実だけど、でも決して、北斗さんを責めるつもりでは……!
慌てふためいて、彼の腕をぎゅっと抱き返して振り向く。
「わ、私、北斗さんのこと、優しくて大好きって言ったつもりで――」
「本当に? 優しいだけの俺でいいの?」
そう尋ねられると答えられなくなってしまう。
「だけって言われると……。違う北斗さんもいるなら、見てみたいというか」