愛しのプラトニック・オレンジ~エリート消防官の彼と溺甘同居中~
もう一度見上げれば、今度こそ優しく穏やかな瞳。今は心配そうに、眉が下がっている。
私のよく知る北斗さんだ。途端に涙が溢れてくる。
「どうしてここに……」
「遅いから迎えに来た。飲み屋街の入口のところで真誉を見かけて、様子がおかしかったから追いかけたんだ」
そういえば【もうすぐ帰る】というチャットメッセージをまだ送っていなかった。
なかなか帰ってこないのを心配して、迎えに来てくれたんだ……。
「助けに入るのが遅れて悪かった。大通りを逸れたところで見失ってしまって」
「ううん。ありがとう、来てくれて」
今の出来事を振り返ると身震いがする。
同時に助けに来てくれた北斗さんがヒーローのようで、嬉しくて、好きすぎて、頭の中がぐちゃぐちゃだ。
たまらず彼の胸に顔を埋めた。
「怖かったよぉ~……」
大きな背中に手を回し力を込めると、彼も包み込むように抱き返してくれた。
手を繋いで夜道を歩く。
三津屋さんのときとは違って、手を繋がれても嫌悪感などない。
むしろ心強くて、ずっとこのままでいたい気分だ。
飲み屋街や駅へと続く大通りから逸れ、静かな住宅街へ。沈黙がふたりにのしかかる。
私のよく知る北斗さんだ。途端に涙が溢れてくる。
「どうしてここに……」
「遅いから迎えに来た。飲み屋街の入口のところで真誉を見かけて、様子がおかしかったから追いかけたんだ」
そういえば【もうすぐ帰る】というチャットメッセージをまだ送っていなかった。
なかなか帰ってこないのを心配して、迎えに来てくれたんだ……。
「助けに入るのが遅れて悪かった。大通りを逸れたところで見失ってしまって」
「ううん。ありがとう、来てくれて」
今の出来事を振り返ると身震いがする。
同時に助けに来てくれた北斗さんがヒーローのようで、嬉しくて、好きすぎて、頭の中がぐちゃぐちゃだ。
たまらず彼の胸に顔を埋めた。
「怖かったよぉ~……」
大きな背中に手を回し力を込めると、彼も包み込むように抱き返してくれた。
手を繋いで夜道を歩く。
三津屋さんのときとは違って、手を繋がれても嫌悪感などない。
むしろ心強くて、ずっとこのままでいたい気分だ。
飲み屋街や駅へと続く大通りから逸れ、静かな住宅街へ。沈黙がふたりにのしかかる。