敏腕社長は雇われ妻を愛しすぎている~契約結婚なのに心ごと奪われました~
遊園地に行って、指輪を見て食事をして……夢みたいなデートそのものだった。内容だけじゃない。相手が隼人さんだったからそう思える。
それも帰ったら終わりだ。 帰宅してからエプロンをし、私は家事に奔走する。
少しでも私を雇って――結婚してよかったと思ってもらいたい。
そこで思い直す。だめだ、こういう期待が相手にプレッシャーを与えたり、鬱陶しく思われたりするんだ。
「未希、少し休んだらどうだ?」
「大丈夫ですよ。今日は一日サボってましたから。隼人さんこそゆっくりなさってください」
食洗器から乾いた食器を取り出していると隼人さんがそれを棚にしまっていく。
「すみません。私の仕事なのに」
とっさに謝罪の言葉が口を衝いて出る。
「自分も使った食器なんだ。これくらいするさ」
苦笑しながら隼人さんは、手を動かす。
「ありがとうございます」
お礼を告げると、隼人さんにそっと頭を撫でられた。
「未希こそ出かけて疲れていたのに、ありがとう」
仕事ですから、と言おうとしてやめる。今は、彼の言葉を素直に受け取りたいと思ったからだ。仕事だと割り切っていても、やはり嬉しい。
「それに、俺としてはここはふたりで早く終わらせて、できれば未希と一緒に映画を観たいんだが」
さりげなく提案され目をぱちくりとさせる。話題になった映画を家で観ようと話していたのだ。いつか、と思っていたがまさか今日とは。
それも帰ったら終わりだ。 帰宅してからエプロンをし、私は家事に奔走する。
少しでも私を雇って――結婚してよかったと思ってもらいたい。
そこで思い直す。だめだ、こういう期待が相手にプレッシャーを与えたり、鬱陶しく思われたりするんだ。
「未希、少し休んだらどうだ?」
「大丈夫ですよ。今日は一日サボってましたから。隼人さんこそゆっくりなさってください」
食洗器から乾いた食器を取り出していると隼人さんがそれを棚にしまっていく。
「すみません。私の仕事なのに」
とっさに謝罪の言葉が口を衝いて出る。
「自分も使った食器なんだ。これくらいするさ」
苦笑しながら隼人さんは、手を動かす。
「ありがとうございます」
お礼を告げると、隼人さんにそっと頭を撫でられた。
「未希こそ出かけて疲れていたのに、ありがとう」
仕事ですから、と言おうとしてやめる。今は、彼の言葉を素直に受け取りたいと思ったからだ。仕事だと割り切っていても、やはり嬉しい。
「それに、俺としてはここはふたりで早く終わらせて、できれば未希と一緒に映画を観たいんだが」
さりげなく提案され目をぱちくりとさせる。話題になった映画を家で観ようと話していたのだ。いつか、と思っていたがまさか今日とは。