敏腕社長は雇われ妻を愛しすぎている~契約結婚なのに心ごと奪われました~
「全部、忘れた」
さらりと放たれた言葉を聞き返そうとしたら、唇を重ねられる。
「全部忘れたよ。もうとっくに俺は未希しか見えていない」
真っすぐ見つめてくる瞳に息を呑む。ずるい。彼のその言葉で沈みかけていた心が一気に浮上する。
「私も……隼人さんだけです」
答えると、今度は優しく口づけられた。隼人さんは体を起こすと、じっと私を見下ろしてくる。
「綺麗だな、未希は。ずっと見たかったし、触れたかった」
頬が一瞬で熱くなり、息が詰まりそうになった。隼人さんの視線に耐え切れず、隠すように両手で胸元覆う。
「あまり見ないでください」
「なぜ? 未希はさっき俺に見惚れてじっと見ていたんだろ?」
「あ、あれは」
しどろもどろに返事を考えていると、不意に隼人さんが距離を縮めてきた。
「全部見たいんだ。未希を愛したい」
打って変わって真剣な面持ちの隼人さんに、目の奥がじんわり熱くなる。
「私も隼人さんに愛されたいです……愛してもらえますか、旦那さま?」
笑顔を向けると、隼人さんも笑ってくれた。優しい表情に思わず泣きそうになるのを、ぐっと堪える。肌に口づけを落とされ、隼人さんは大切そうに私に触れはじめた。
この温もりを手放したくない。彼の背中に腕を回し、私は隼人さんに身を委ねた。
さらりと放たれた言葉を聞き返そうとしたら、唇を重ねられる。
「全部忘れたよ。もうとっくに俺は未希しか見えていない」
真っすぐ見つめてくる瞳に息を呑む。ずるい。彼のその言葉で沈みかけていた心が一気に浮上する。
「私も……隼人さんだけです」
答えると、今度は優しく口づけられた。隼人さんは体を起こすと、じっと私を見下ろしてくる。
「綺麗だな、未希は。ずっと見たかったし、触れたかった」
頬が一瞬で熱くなり、息が詰まりそうになった。隼人さんの視線に耐え切れず、隠すように両手で胸元覆う。
「あまり見ないでください」
「なぜ? 未希はさっき俺に見惚れてじっと見ていたんだろ?」
「あ、あれは」
しどろもどろに返事を考えていると、不意に隼人さんが距離を縮めてきた。
「全部見たいんだ。未希を愛したい」
打って変わって真剣な面持ちの隼人さんに、目の奥がじんわり熱くなる。
「私も隼人さんに愛されたいです……愛してもらえますか、旦那さま?」
笑顔を向けると、隼人さんも笑ってくれた。優しい表情に思わず泣きそうになるのを、ぐっと堪える。肌に口づけを落とされ、隼人さんは大切そうに私に触れはじめた。
この温もりを手放したくない。彼の背中に腕を回し、私は隼人さんに身を委ねた。