妹の方が聖女に相応しいと国を追い出されましたが、隣国の王太子に見初められました。今更戻って来て欲しいなどと言われても困ります。
私の言葉に、アグナヴァン様はゆっくりとお礼の言葉を呟いた。
彼の頬は少し赤くなっている。私の言葉に照れているようだ。
その口から出たのが単調なお礼であるというのもそれの証明だろう。今の彼は恐らく、動揺しているのだ。
「その……どうか、これからもよろしくお願いします。アグナヴァン様が望むなら、私は大丈夫ですよ。いつでも覚悟はできていますから」
「それは……」
「……さあ、食べるのを再開しましょう。いつまでも手を止めていると料理が冷めてしまいますから」
「いや、だが……」
私は、照れ隠しに料理を口に運んだ。
そんな私に対して、アグナヴァン様はぽかんとしている。
こうやって見ていると、彼の凛々しい王子としての一面が嘘のようだ。そんな一面もあるからこそ、私は彼のことが好きになったのだろうとは思っているのだが。
そんなことを考えながら、私はアグナヴァン様とともに生きるこれからの幸福な日々に思いを馳せるのだった。
END
彼の頬は少し赤くなっている。私の言葉に照れているようだ。
その口から出たのが単調なお礼であるというのもそれの証明だろう。今の彼は恐らく、動揺しているのだ。
「その……どうか、これからもよろしくお願いします。アグナヴァン様が望むなら、私は大丈夫ですよ。いつでも覚悟はできていますから」
「それは……」
「……さあ、食べるのを再開しましょう。いつまでも手を止めていると料理が冷めてしまいますから」
「いや、だが……」
私は、照れ隠しに料理を口に運んだ。
そんな私に対して、アグナヴァン様はぽかんとしている。
こうやって見ていると、彼の凛々しい王子としての一面が嘘のようだ。そんな一面もあるからこそ、私は彼のことが好きになったのだろうとは思っているのだが。
そんなことを考えながら、私はアグナヴァン様とともに生きるこれからの幸福な日々に思いを馳せるのだった。
END


