妹の方が聖女に相応しいと国を追い出されましたが、隣国の王太子に見初められました。今更戻って来て欲しいなどと言われても困ります。
兵士の言葉に、私は考えることになった。
魔導書というのは、魔法に関する事柄が記された本だ。そういった類の本は、確かに自室に置いてある。
しかし、今回の件のような事象を引き起こせる魔法が書いてある本を私は知らない。つまり、私の部屋にそんな本はないということになる。
「それをホーネリアが置いたとは、考えられませんか?」
「なんだと?」
「彼女には、私と会ってから夕食の時間まで空白の時間があります。その時間内に、本を私の部屋に置いた。それも考えられるはずです」
「残念ながら、ホーネリア様はその時間、グラッセン様に事情を説明していた。彼女のアリバイは証明されている」
「なるほど……」
今日、彼女が私の部屋に魔導書を忍ばせた。その可能性は、排除されているらしい。
これは、思っていたよりも入念に計画が組み立てられていたと考えるべきだろう。
「まあ、どの道、お前はこの国にいられなくなる」
「いられなくなる……?」
「まだ正式に決定していないが、お前には国外追放の判決が下されるはずだ。まあ、命を奪われないだけ、感謝するべきだな。これも、ホーネリア様の計らいらしい」
「国外追放……」
魔導書というのは、魔法に関する事柄が記された本だ。そういった類の本は、確かに自室に置いてある。
しかし、今回の件のような事象を引き起こせる魔法が書いてある本を私は知らない。つまり、私の部屋にそんな本はないということになる。
「それをホーネリアが置いたとは、考えられませんか?」
「なんだと?」
「彼女には、私と会ってから夕食の時間まで空白の時間があります。その時間内に、本を私の部屋に置いた。それも考えられるはずです」
「残念ながら、ホーネリア様はその時間、グラッセン様に事情を説明していた。彼女のアリバイは証明されている」
「なるほど……」
今日、彼女が私の部屋に魔導書を忍ばせた。その可能性は、排除されているらしい。
これは、思っていたよりも入念に計画が組み立てられていたと考えるべきだろう。
「まあ、どの道、お前はこの国にいられなくなる」
「いられなくなる……?」
「まだ正式に決定していないが、お前には国外追放の判決が下されるはずだ。まあ、命を奪われないだけ、感謝するべきだな。これも、ホーネリア様の計らいらしい」
「国外追放……」