妹の方が聖女に相応しいと国を追い出されましたが、隣国の王太子に見初められました。今更戻って来て欲しいなどと言われても困ります。
「なるほど……それは、大変な事態ですね、エルムルナ殿」
「ええ、そうなのです」
私は、エルムルナ様とともにアグナヴァン様の元に来ていた。
彼女から推測を伝えられた彼は、かなり驚いていた。どうやら、王子であっても闇の魔法などといったものは知らなかったようだ。
「殿下の方から、あちらの国に働きかけてもらえないでしょうか?」
「もちろん、そのつもりですが、色々と問題がありますね……闇の魔力というものは、どれくらいの量で影響を及ぼすのでしょうか?」
「……それに関しては、私の方でも把握できていません」
「……どのように働きかけるにしても、時間は必要になります。もしも、闇の魔力の浸食が早かった場合は、かなり厳しい状況ですね」
アグナヴァン様は、頭を抱えていた。
当たり前のことではあるが、彼がただ事情を説明するだけでは、ドルマニア王国側が納得する訳もない。
彼は、元々私の冤罪を晴らすつもりだった。それが上手くいけば、ドルマニア王国も彼の主張を受け入れてくれるだろう。
だが、それは簡単なことではない。何をするにしても、時間はかかるだろう。
「その様子だと、それなりに時間がかかるようですね?」
「ええ、一週間や二週間では、無理だと思います」
「恐らく、それ程の時間があれば、闇の魔力はドルマニア王国を壊滅させるはずです」
「まあ、当たり前のことですね……」
「ええ、そうなのです」
私は、エルムルナ様とともにアグナヴァン様の元に来ていた。
彼女から推測を伝えられた彼は、かなり驚いていた。どうやら、王子であっても闇の魔法などといったものは知らなかったようだ。
「殿下の方から、あちらの国に働きかけてもらえないでしょうか?」
「もちろん、そのつもりですが、色々と問題がありますね……闇の魔力というものは、どれくらいの量で影響を及ぼすのでしょうか?」
「……それに関しては、私の方でも把握できていません」
「……どのように働きかけるにしても、時間は必要になります。もしも、闇の魔力の浸食が早かった場合は、かなり厳しい状況ですね」
アグナヴァン様は、頭を抱えていた。
当たり前のことではあるが、彼がただ事情を説明するだけでは、ドルマニア王国側が納得する訳もない。
彼は、元々私の冤罪を晴らすつもりだった。それが上手くいけば、ドルマニア王国も彼の主張を受け入れてくれるだろう。
だが、それは簡単なことではない。何をするにしても、時間はかかるだろう。
「その様子だと、それなりに時間がかかるようですね?」
「ええ、一週間や二週間では、無理だと思います」
「恐らく、それ程の時間があれば、闇の魔力はドルマニア王国を壊滅させるはずです」
「まあ、当たり前のことですね……」