妹の方が聖女に相応しいと国を追い出されましたが、隣国の王太子に見初められました。今更戻って来て欲しいなどと言われても困ります。
(トルフェニオ視点始まり)
ドルマニア王国の北西にあるエルヴォアという村は、農民達が暮らすのどかな村である。
私は、助手であるメーリムとともにその村で発見されたという珍しい魔物に関する調査に来ていた。
「パストマン教授、これは一体……」
「ふむ……」
そんな私は、とある問題に直面していた。
私の目の前に広がっているのは、明らかに活力を失った農作物の数々だ。
魔物の調査をしていた私の元に農民達が焦った様子で現れたのはつい先程のことである。
彼らは、この惨状に対してそのような反応をしていたようだ。それは、非常に納得できることである。
「メーリム、私の記憶が確かであるならば、ここ最近天候や気候に目立った変化はなかったはずだ。例年通りだったということで、間違いはないだろうか」
「ええ、そのはずです……」
「農民達は、どう言っていたのだろうか?」
「最近、農作物に元気がないということは感じ取っていたようです。もっとも、そういったことは起こりえることだったため、それ程重要視していなかったみたいです。ただ、ここまでの惨状は普通ではないと思ったらしく、教授に相談しようということになったという流れです」
「なるほど……」
ドルマニア王国の北西にあるエルヴォアという村は、農民達が暮らすのどかな村である。
私は、助手であるメーリムとともにその村で発見されたという珍しい魔物に関する調査に来ていた。
「パストマン教授、これは一体……」
「ふむ……」
そんな私は、とある問題に直面していた。
私の目の前に広がっているのは、明らかに活力を失った農作物の数々だ。
魔物の調査をしていた私の元に農民達が焦った様子で現れたのはつい先程のことである。
彼らは、この惨状に対してそのような反応をしていたようだ。それは、非常に納得できることである。
「メーリム、私の記憶が確かであるならば、ここ最近天候や気候に目立った変化はなかったはずだ。例年通りだったということで、間違いはないだろうか」
「ええ、そのはずです……」
「農民達は、どう言っていたのだろうか?」
「最近、農作物に元気がないということは感じ取っていたようです。もっとも、そういったことは起こりえることだったため、それ程重要視していなかったみたいです。ただ、ここまでの惨状は普通ではないと思ったらしく、教授に相談しようということになったという流れです」
「なるほど……」