妹の方が聖女に相応しいと国を追い出されましたが、隣国の王太子に見初められました。今更戻って来て欲しいなどと言われても困ります。
現在、私はホーネリアが闇の魔力によって狂った可能性について考えている。
もしもそれが真実であるならば、そこには何かがあったはずだ。普通とは違い何かが起こらなければ、闇の魔力に汚染されたりはしないだろう。
「……そういえば」
「何か思い当たる節があるの?」
「えっと……あの頃、私はお姉様が魔法の才覚を発揮するのを見ながら焦っていました。追いつかなければならないとそう思っていたのです」
「……そういえば、そんな時期だったかしら」
ホーネリアの言葉で、私は彼女が私を嫌うようになった時期を思い出した。
私の魔法の才覚が露わになり始めた頃、彼女は変わってしまったのだ。
「そこで、私は魔導書を買って勉強していたんです。色々と知識をつけようと思って……あの頃は、たくさん魔導書を購入していました」
「魔導書……」
「その中の一冊を手に取った時、私は自分の人生が変わったような感覚に陥りました。そう……あれは確か、お姉様から魔力を奪う魔法が記された魔導書」
「それって……」
ホーネリアがどの魔導書のことを言っているかは、すぐにわかった。
それは今回、私が偽の聖女であるという証明のために部屋に置かれていた魔導書だ。
それによって、彼女は人生が変わったと思った。もしかしたらそれは、闇の魔力によって汚染されたということなのかもしれない。
もしもそれが真実であるならば、そこには何かがあったはずだ。普通とは違い何かが起こらなければ、闇の魔力に汚染されたりはしないだろう。
「……そういえば」
「何か思い当たる節があるの?」
「えっと……あの頃、私はお姉様が魔法の才覚を発揮するのを見ながら焦っていました。追いつかなければならないとそう思っていたのです」
「……そういえば、そんな時期だったかしら」
ホーネリアの言葉で、私は彼女が私を嫌うようになった時期を思い出した。
私の魔法の才覚が露わになり始めた頃、彼女は変わってしまったのだ。
「そこで、私は魔導書を買って勉強していたんです。色々と知識をつけようと思って……あの頃は、たくさん魔導書を購入していました」
「魔導書……」
「その中の一冊を手に取った時、私は自分の人生が変わったような感覚に陥りました。そう……あれは確か、お姉様から魔力を奪う魔法が記された魔導書」
「それって……」
ホーネリアがどの魔導書のことを言っているかは、すぐにわかった。
それは今回、私が偽の聖女であるという証明のために部屋に置かれていた魔導書だ。
それによって、彼女は人生が変わったと思った。もしかしたらそれは、闇の魔力によって汚染されたということなのかもしれない。