再び異世界?!─平凡聖女の育てた少年が、年上魔公爵になって貫く健気過ぎる激重純愛♡─
ビンビンが大きな揺れと絶望に一歩後ろによろめくと、ぽすんと腕に抱きとめられた。悲鳴と轟音が鳴り続け、マオを殺してしまった罪悪感と過ちに苛まれるビンビンの瞳に、デュオが映った。
「デュオ様、私、なんて間違いを……!」
デュオはにこりと彼女専用の笑みを見せて、ビンビンを優しく抱きしめた。
「大丈夫です、ビンビン様。召喚士としての務め、お見事でした」
悲鳴と水の脅威が混ざる最後の晩餐会場で、デュオが優しく笑う。
「マオ様に楔を刺すなんて、さすが私の召喚士です。かっこよかったですよ」
「そんな、でも私、マオ様を……」
「ですが、残念ながら、マオ様はあれくらいで死ねません」
「え?」
「マオ?!」