再び異世界?!─平凡聖女の育てた少年が、年上魔公爵になって貫く健気過ぎる激重純愛♡─
王城が揺れてパニック絶叫の中で、血まみれのマオがむっくり起き上がった、セーラの素っ頓狂な声が響く。他はそれどころではなく、揺れる地面にしがみついて世界の終わりを嘆いていた。
「セーラ、かっこよかった」
「マオ、生きて……」
「これくらいで死ねないのが魔王のいいところだけど、神力魔法の毒は結構効いたね。ちょっと意識飛んだ」
セーラの白いドレスがすっかり真っ赤に染まってしまっている。だが、マオは平気な顔をしてセーラを膝の上に乗せていつもの眉をハの字にした顔で笑った。
「セーラがみんなにブチかます説教、僕大好きなんだよね。学年末パーティ思い出しちゃったな。懐かしい」