静穏総長も、時には激しく愛したい
すると、近くでパチパチと拍手が聞こえる。
まさか奏さん⁉と思ったら、さっきまで私を睨んでいた、あの睦さんだった。
「かっけぇ……!」
「ど、どうも……?」
キラキラした目に戸惑っていると、奏さんが睦さんの前に立つ。
そして「睦、同感」と、ニッと笑った。
「ねぇ澪音。俺、君のことをもっと好きになった」
「……へ⁉
な、何言ってるんですか、こんな時に!」
キスまでしといて、今さらな気もするけど……夕暮が目の前にいるんですよ⁉
顔を赤くして叫ぶ私を、奏さんは少しだけ振り返って見た。その瞳は、何かを覚悟していて……
「今までより、もっと好きになった。
だから守るよ。
例え、どんな事をしてもね」
「奏さん……?」