静穏総長も、時には激しく愛したい

すると、近くでパチパチと拍手が聞こえる。

まさか奏さん⁉と思ったら、さっきまで私を睨んでいた、あの睦さんだった。



「かっけぇ……!」

「ど、どうも……?」



キラキラした目に戸惑っていると、奏さんが睦さんの前に立つ。

そして「睦、同感」と、ニッと笑った。



「ねぇ澪音。俺、君のことをもっと好きになった」

「……へ⁉
な、何言ってるんですか、こんな時に!」



キスまでしといて、今さらな気もするけど……夕暮が目の前にいるんですよ⁉

顔を赤くして叫ぶ私を、奏さんは少しだけ振り返って見た。その瞳は、何かを覚悟していて……



「今までより、もっと好きになった。

だから守るよ。

例え、どんな事をしてもね」

「奏さん……?」

< 160 / 315 >

この作品をシェア

pagetop