冷血警視正は孤独な令嬢を溺愛で娶り満たす
 あまりの羞恥に顔から火が出そうだ。

 今日の下着は京都にいる美理が結婚祝いのプレゼントにと贈ってくれたもの。電話で事件の顛末と左京との結婚を報告したとき彼女は大盛りあがりで喜んでくれた。

『え~。例の逃避行の相手と結婚? すっごいドラマティック!』

 そこまではよかったのだけれど、左京が蛍より八歳年上だと知った彼女はやけに張りきってとんでもないアドバイスを始めた。

『相手が年上だからって、いつまでも初々しいかわいさだけで勝負してちゃダメよ。たまには色気たっぷりに迫って翻弄しないと!』

 そして数日後には蛍自身では絶対に買わない高級セクシーランジェリーが届けられた。

 今から思えば彼女は蛍をからかっていただけなのだと思う。

(なのに、なんで本気にしちゃったんだろう)

 穴があったら入りたいとはまさにこのこと。

 スリット深めのスリップはまだいい。けれど、この下に着ているブラとショーツはとんでもない代物だ。総レースであちこち透けていて大事なところをまったく隠してくれない。

「友人がプレゼントしてくれて……これを着たら左京さんに釣り合う美女になれるかもって……私、盛大な勘違いを……」
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