冷血警視正は孤独な令嬢を溺愛で娶り満たす
口をハクハクさせて彼を見る。スッと彼の手が伸びてきて、蛍の左の耳を包んだ。くすぐったさにピクンと肩が跳ねる。彼の手はそのまま蛍の後頭部をホールドして……気がついたときにはもう、あの印象的な瞳が間近に迫っていた。
綺麗だけど、どこまでも冷たい黒。吸い込まれてしまうようで身じろぎひとつできない。
(どうして彼が私の心に居座ったのか、わかった気がする。この人の瞳は私と同じ……愛を信じない人間の目だ)
ゆっくりと唇が触れる。心に愛を持たない男の唇は意外にも温かくて、少し不思議な気がした。
ワンテンポ遅れて、蛍はようやく自分がキスという行為をしているのだと気づく。その事実をどう受け止めていいのかわからなかった。動揺と怒りと羞恥と、いろいろな感情が一気に噴出して収拾がつかない。
そんな蛍の心情にはお構いなしで、彼は強引に唇を割り舌をねじ込んできた。蛍の後頭部をつかまえているのとは反対の手で、腰の辺りを撫で回す。
綺麗だけど、どこまでも冷たい黒。吸い込まれてしまうようで身じろぎひとつできない。
(どうして彼が私の心に居座ったのか、わかった気がする。この人の瞳は私と同じ……愛を信じない人間の目だ)
ゆっくりと唇が触れる。心に愛を持たない男の唇は意外にも温かくて、少し不思議な気がした。
ワンテンポ遅れて、蛍はようやく自分がキスという行為をしているのだと気づく。その事実をどう受け止めていいのかわからなかった。動揺と怒りと羞恥と、いろいろな感情が一気に噴出して収拾がつかない。
そんな蛍の心情にはお構いなしで、彼は強引に唇を割り舌をねじ込んできた。蛍の後頭部をつかまえているのとは反対の手で、腰の辺りを撫で回す。