冷血警視正は孤独な令嬢を溺愛で娶り満たす
「左京さんはそういうタイプとは思えませんけど――」
「俺も同じだ」

 蛍の言葉を遮って、彼は強く言い切る。

 大きな手が蛍の頬に触れた。ぞくりと肌が粟立って、身体の奥が熱くなる。

「左京さん?」
「ほら。そういう顔を見せられると、蛍を俺のものにしてしまいたくなる」

 媚薬のようなその声は脳に直接響くようで、蛍の思考をあっさりと奪った。
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