月明かりタンゴ〜罪の恋〜
最初は純情な心だったよ。

高校1年生の時に晴夜お兄さんに出会ったよ。かっこよかったから片思いしてた。お姉さんに彼はただの彼氏だったけど1年後、結婚した。私は17歳だった。お姉さんと旦那さんと暮らしは変だと思ったけどパパとママはもう死んじゃったから他の暮らせる場所はなかった。東京から離れたくなかったし。

お兄さんは悪男のイメージだったのにすごく優しかった。

ただのつかめないお兄さんだと思ったけど18歳のお誕生日は彼と初めてのキスをした。やっぱり両思いだった。

「可奈ちゃん可愛いね…」

そのひとことで心が止まらなくドキドキした。ついに、恋が叶えた。

あの夜は、大切なことを奪われた。

あの時は愛された。

本当に愛されていると思った。お兄さんはもうお姉さんのこと愛してなかったと思ったけどまだお姉さんとキスする。たまにはお姉さんのお帰りは早いで「あれ」してる音とか聞いて、泣いちゃう夜がある。

ひどいね…お兄さんは。

なんで他の子に恋せないのか。

なんで晴夜お兄さんしか愛せないの。

好きすぎて止まらない。この罪の恋を。

独占されてる。ひどいお兄さんは私を独り占めにしたい。でも離れない。

依存症になった。
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