世界で一番好きな人
ずっと千瑛と話せればいいのに、あっという間に教室についてしまう。
…あ、しまった!せっかく二人きりだったんだから、さりげなく今日回る人いるのか聞けばよかった…。
「茉莉花」
フルーツの箱を渡しに行っていたはずの千瑛がこっちに戻ってきて、顔を近づけてきた。
「昨日回れなかったから、今日は一緒に回ろうな」
それだけ言うと、私の頭をポンポンと二回叩き千瑛は行ってしまった。
「あ、茉莉花戻ってきて…って、顔赤いけど大丈夫?」
…ずるい、あの男は!
*
「茉莉花、知ってる?後夜祭のジンクス」
…あ、しまった!せっかく二人きりだったんだから、さりげなく今日回る人いるのか聞けばよかった…。
「茉莉花」
フルーツの箱を渡しに行っていたはずの千瑛がこっちに戻ってきて、顔を近づけてきた。
「昨日回れなかったから、今日は一緒に回ろうな」
それだけ言うと、私の頭をポンポンと二回叩き千瑛は行ってしまった。
「あ、茉莉花戻ってきて…って、顔赤いけど大丈夫?」
…ずるい、あの男は!
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「茉莉花、知ってる?後夜祭のジンクス」