淫夢でも溺愛されたい! 〜サキュバスは隣人にガチ恋する~
頭に浮かんでくるのは沢山の男たちの顔。
だけどいちいち相手の名前なんて覚えていないから、鈴子が誰のことを言っているのかわからない。

「ほら、この前の休みにデートしたって言ってたでしょう?」
そう言われてようやく思い出したのは、キングサイズのベッドと、細身のわりに筋肉質な体だった。

あの人が飯田という男らしい。
ようやく合点がいって麻里奈は左右に首を振った。
「そんな人もいたわね。今日は別の人」

麻里奈の場合は1度関係を持てばもう終わりだ。
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