淫夢でも溺愛されたい! 〜サキュバスは隣人にガチ恋する~
だって世の中には何億人という男性がいるのだ。
いつまでもひとりの男を引きずっている暇なんてない。

死ぬまでにどれだけのイケメンと関係を持つことができるか。
麻里奈はそこに命をかけているといっても過言ではなかった。

ふと見ると鈴子が呆れ顔でこちらを見ている。
これもいつものことだから気にしない。
麻里奈はご機嫌で黒いヒールをはくと「行ってきます」と鈴子に声をかけて外へ出たのだった。
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