希望の光~たとえあなたが消えても愛し続ける~
心臓が止まるかと思った。
まさか京夏さんから連絡があるなんて。
声を聞くことも、姿を見ることも、永遠にないと思ってたのに。
「どうした? 何か……あった?」
『……私……どうしたら……いいかな』
そう言って声を詰まらせる。
久しぶりの会話が嬉しい反面、悲しそうに泣く京夏さんに何があったのかを考えると、急に怖くなった。
「今、どこ? 会いにいく」
気づいたら勝手に言葉が出ていた。
申し訳ないと言う彼女を説得し、俺は急いで京夏さんのいる場所に向かった。
電車で二駅。
まさかこんな近くに住んでいたなんて――
車両が揺れ、どんどん流れていく街並。
いつも見ているはずの当たり前の景色なのに、どこか違う場所に迷い込んでしまったような……不思議な感覚に陥る。
情緒が不安定なのか、涙のわけを知りたい気持ち、不安や心配、色んな思いが溢れ出し、挙げ句の果てには彼女に会えることさえ疑ってる自分がいた。
駅に到着してもまだ、このうるさく鳴り続ける胸の音をどうやって抑えればいいのか、解決策は見つかりそうもなかった。
まさか京夏さんから連絡があるなんて。
声を聞くことも、姿を見ることも、永遠にないと思ってたのに。
「どうした? 何か……あった?」
『……私……どうしたら……いいかな』
そう言って声を詰まらせる。
久しぶりの会話が嬉しい反面、悲しそうに泣く京夏さんに何があったのかを考えると、急に怖くなった。
「今、どこ? 会いにいく」
気づいたら勝手に言葉が出ていた。
申し訳ないと言う彼女を説得し、俺は急いで京夏さんのいる場所に向かった。
電車で二駅。
まさかこんな近くに住んでいたなんて――
車両が揺れ、どんどん流れていく街並。
いつも見ているはずの当たり前の景色なのに、どこか違う場所に迷い込んでしまったような……不思議な感覚に陥る。
情緒が不安定なのか、涙のわけを知りたい気持ち、不安や心配、色んな思いが溢れ出し、挙げ句の果てには彼女に会えることさえ疑ってる自分がいた。
駅に到着してもまだ、このうるさく鳴り続ける胸の音をどうやって抑えればいいのか、解決策は見つかりそうもなかった。