希望の光~たとえあなたが消えても愛し続ける~
「今度は俺が京夏さんを助ける番だ。俺が苦しい時にずっと励ましてくれた京夏さんを……」


「ありがとう……でも迷惑かけてしまうのは心苦しいよ。ごめん……私、誰も頼る人がいなくて、雑誌で見かけたあなたについ連絡してしまって」


「謝るなって。迷惑だなんて思うわけないだろ」


俺を覚えててくれたことが、すごく嬉しかった。
忘れずに……いてくれたんだ。


「優しいね、いつも」


「優しいのは京夏さんだから。あっ、俺、今はみんなに『流星』って呼ばれてて、だから……ごめん、そう呼んでもらえる?」


「流星……君」


「うん」


「とてもカッコいい名前だね。すごく素敵」


「良かった、気に入ってくれて。前の名前はあんまり好きじゃないんだ……色々思い出すから」


「……うん、わかった。これからは流星君って呼ぶね。そうだよね……みんな色々あるんだよね……私、我慢が足りないのかな?」
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