ゾンビゲーム 〜生死をかけて脱出せよ!〜
「もっと、別の場所を探す必要があるのかもしれないな」




おもちゃ箱を調べ終えた文秋が左右に首を振って答える。

おもちゃ箱の中にもヒントに通じるものはなにもなかったようだ。

焦りが全身を支配して背中に汗が流れていく。

このままなにも見つけることができないのではないかと、最悪の事態が脳裏をかすめる。

梨乃は悪い想像を左右に首を振ってかき消した。




「春美のところはどう?」




春美はテーブルの下やベッドの下を調べてくれていた。




「ダメ……なにもないみたい」




疲れた顔色でそう返事をする。

でも、そんなはずはないんだ。

この部屋のどこかに必ずヒントに通じる星マークがある。
< 110 / 179 >

この作品をシェア

pagetop