ゾンビゲーム 〜生死をかけて脱出せよ!〜
「おはよう文秋。さすがに早いね」




ニンテンドースイッチに視線を落としたままの文秋に声をかけると、びっくりしたように肩を震わせて顔を上げた。

ゲームに夢中になっていて梨乃に気が付かなかったみたいだ。

どんな場所でもすぐゲームに集中できるのはさすがだ。




「おっはよう!」




ゲームをセーブして鞄に突っ込んでから、片手を上げて挨拶する。

その顔はさっきの驚き顔とは打って変わって、ウキウキと輝いている。

今から憧れのゲーム会社へ向かうのだから、浮かれても当然だった。




「バスで移動するの?」



「いや。実はここまで会社の人が来てくれるらしいんだ」

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