ゾンビゲーム 〜生死をかけて脱出せよ!〜
そう言ったきり口を閉じて、真剣な表情で座卓へ視線を向けている。

今までのヒントはみんなテーブルの上にあったから、この部屋も同じだろう。

そう思って梨乃も視線を向けてみたとき、眩しい光を感じて思わず目をつむる。

座卓の上が光り輝いている。

一体なんだろう?

もう1度目を開けて座卓の上を確認してみると、そこには手鏡がひとつ置かれていた。

鏡面が表を向いているので、電球に反射して眩しかったみたいだ。




「なにこれ、手鏡?」




梨乃は座卓に近づいて手鏡を手に取る。

サイズは梨乃の手のひらくらいで、青色の少し古いものだとわかる。

鏡面を確認すると細かなキズが沢山ついていて、自分の顔が少し歪んで映る。

裏返してみるけれど、そこにはなんの柄も絵もなく、ツルツルとしている。

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