ゾンビゲーム 〜生死をかけて脱出せよ!〜
「じゃあ、あの天井を開けばこの部屋からは脱出できるってことだね!?」




だけど、この部屋は和室で、置いてあるものはすべて背が低い。

テーブルや椅子があれば梨乃と春美でも天井に手が届くけれど、今回は無理そうだ。

ふたりの視線が背の高い文秋に向かう。

文秋はすでに自分がやるべきことを理解しているように頷いて、座卓の上の手鏡を横へずらした。

一度両手で座卓を押して強度を確認する。

文秋が体重をかけてても座卓は悲鳴を上げることなく、どっしりと構えている。

これなら大丈夫そうだ。

文秋は右足から座卓に上がり、その中央付近で天井に手をのばす。

鳴っ学て細い両手が天井を押し上げようとするけれど、うまくいかない。




「ダメだ。開かない」


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