厄介払いされた聖獣王女ですが、冷徹なはずの皇帝陛下に甘やかされています
「それに……飴玉みたいな瞳」
ぎゅっと瞑った瞼の上に、柔らかな口づけが落ちる。
「甘ったるい菓子のような春色の髪も好きだ」
額にかかる前髪の上にも、ふわりと羽が触れるかのように熱が与えられた。
(も、もう目が回りそう……)
愛情を言葉と行動で示されるのは嬉しいが、あまりの気恥ずかしさで体が弾けてしまいそうだ。
全身を真っ赤に染めながら耐えていると、優しく体を押された。
視界が天井を向いて、支えられながら背中をベッドにつける。その上に身を乗り出してきた彼が、睦言を続けた。
「滑らかで、きめ細かい肌は……例えるならなんだろう。メレンゲか?」
「た、食べ物ばかりじゃないですか……ひゃっ」
はだけたネグリジェの隙間から胸元に口づけられ、肩を弾ませる。
「それだけではない。私を思いやる優しさや、献身的で困っている者を放っておけないところ。明るくて、健気なところも好きだ。あとは……」
「も、もういいです……! これ以上は耳が溶けちゃいます!」
ぎゅっと瞑った瞼の上に、柔らかな口づけが落ちる。
「甘ったるい菓子のような春色の髪も好きだ」
額にかかる前髪の上にも、ふわりと羽が触れるかのように熱が与えられた。
(も、もう目が回りそう……)
愛情を言葉と行動で示されるのは嬉しいが、あまりの気恥ずかしさで体が弾けてしまいそうだ。
全身を真っ赤に染めながら耐えていると、優しく体を押された。
視界が天井を向いて、支えられながら背中をベッドにつける。その上に身を乗り出してきた彼が、睦言を続けた。
「滑らかで、きめ細かい肌は……例えるならなんだろう。メレンゲか?」
「た、食べ物ばかりじゃないですか……ひゃっ」
はだけたネグリジェの隙間から胸元に口づけられ、肩を弾ませる。
「それだけではない。私を思いやる優しさや、献身的で困っている者を放っておけないところ。明るくて、健気なところも好きだ。あとは……」
「も、もういいです……! これ以上は耳が溶けちゃいます!」