腐った苺
「へー…
オレと桜井の推しが似てるんだ」
「うん!
めっちゃ似てて…
って…キモいよね?ごめん」
「別に、悪い気はしない
それよりオレの影口言ってる女子の方がキモい」
やっぱり本人の耳に入ってる
「オレが勉強できなくても
スポーツできなくても
みんなに関係なくね?」
「たしかに…
それはごもっとも!中川様」
「中川、さま?」
ヤバ!
「あー、気にしないで…
でも実際、中川って
勉強も運動もできないわけじゃなくて
数学の先生になりたいぐらいなんだから
本当は勉強できるんでしょ
んーまぁ…
K高の理数科は難しいかもしれないけど…」
って、誰?私
上から
「絶対、受かる!
絶対、受かりたい」
だよね
余計なお世話だった
「うん!中川、頑張って!」
けどK高の理数科は実際…
数学の補習受けてる中川にはレベル高すぎない?
(大変余計なお世話)
「桜井だけに教えるけど…」
「うん、なに?」
待ってました!
やっぱり山ピーのこと好きなの?
「オレ、毎回補習出てるから
みんなに頭悪いと思われてるけど
数学はいつも90点以上なんだよね」
「え!?ホントに?」
「うん」
同類ではなかった
心の中で土下座
「でも今日も小テスト…」
「アレは、わざと」
「わざと?なんで?」
「…」
それは言わないんだ
山ピーといたかったからだよね?
もし私がいなかったら
山ピーとふたりきりだったよね?
そしたらどーなってたの?
山ピー大人なんだから
中川の気持ち知ってるよね?
「中川の好きな人、教えてよ!
私も教えたじゃん!」
この聞き方なら…
「桜井のは好きな人って言っても
アニメの推しだろ」
「んー、まぁそーだけどね
でも大大大…大好きだから!」