腐った苺
「中川〜
ボタン欲しんだけど…」
「私もちょーだい!」
「記念に欲しい」
今まで影口言ってたのに
よく言えるね
中川あげるのかな?
「ごめん…」
だよね、だよね!
「なんで?」
「誰かにあげるの?」
「別にあげる人いなかったら
私達にくれてもいーじゃん!」
そんな言い方なくない?
中川、困ってるよ
言えないよね
山ピーが好きだからあげれないって
中川が無愛想なのも
必要以上に無闇に優しくないのも
山ピーのことが好きだからなんだよね
それに気付いたこの数ヶ月
中川を見てたらわかった
背を伸ばすために努力したり
山ピーの授業真剣に聞いて
難関校合格したし!
山ピーと同じ
数学の先生になるんだよね
それは私しか知らないのでは?
勉強そこそことか言ったやつに
自慢してやりたい!
(自分のことのよう)
「なんなの?中川」
「もったいぶってさ!」
「自分がモテてるとか勘違いだからね!」
それは酷くない?
中川、言い返しなよ!
「別に、モテないよ…」
弱い
弱すぎる!
もぉ!私が言ってあげる!