異世界トリップして、猫獣人皇帝の赤ちゃんを身ごもり、新たな使命に生きることとなりました!
昼食は食欲がなくなってしまいほとんど手をつけることができなかった。
このままここにお世話になるわけにもいかないし。
でも異世界から来た私が一人で生きていくことなんて難しいだろう。考えて、考えて、答えが見つからなくて頭が痛かった。

夕方になりシャネード様が部屋を訪ねてきた。
「ちゃんと食事ができていないそうじゃないか」
「私……どうしたらいいかわからないんです。自分で望んで異世界に来たのですが……。まさかこんなことになるなんてわからなくて」
混乱する私を見て、シャネード様は微笑む。
優しく大きな手で背中をさすって、涙を流すとシルクのハンカチで拭ってくれるのだ。
「大丈夫か?」
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