異世界トリップして、猫獣人皇帝の赤ちゃんを身ごもり、新たな使命に生きることとなりました!
「……大丈夫ではありません」
「そうだな。愚問だった」
「……私だけこの世界では耳が生えていないんです。変な人間だと思われちゃいます。怖い、どうしよう」
混乱してそんな言葉ばかり言っていた。
だが彼は怒ることなく、私の気持ちが落ち着くまで話を聞いてくれる。
「怖がることはない。俺が守るから」
「……どうして優しくしてくださるんですか?」
「そのゲームの世界というのはよくわからないが、セイラの愛情が伝わってきたからだ」
穏やかな笑顔を向けられ、私の頬が熱くなった。
「一緒に魔術師のところへ行こう。何か解決策があるかもしれない」
彼の側近に私の存在を話してくれ、そばで過ごすことを許された。
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