知人の紹介で
彼女の親が来るまでの間、優作は彼女の話し相手をした。それは彼女をここから逃がさないためでもあった。
「君は今年新入生ってとこ?」
「はい。短大の一年です」
「そう。じゃあ、入学して早々にトラブルに巻き込まれたのか」
「……はい」
ストレートで入学していれば、彼女は十八歳くらい。自分よりも七歳も下の女の子がこんな被害にあっている状況に胸が痛む。だが、彼女もあと数年もすれば社会に出ることになる。もっとしっかり自分で判断できるようにならねばならないだろう。
「君、俺以外の男にも声かけてたの?」
優作のその問いに彼女は大きく首を横に振った。
「あなただけです。優しそうだったから」
その言葉に優作はほっと安堵の息を漏らした。少なくとも声かけで何かのトラブルには巻き込まれていないようだ。自分のことを優しいと見てくれたことは素直に嬉しいが、その危うい判断基準に優作は小言をこぼした。
「そう。でも、優しく見えてもそうじゃない人もいる。自分がどれだけ危ないことしてたかわかってる?」
彼女はそれに何も言わずに俯く。
「デートだけのつもりでも、無理やりどこかに連れ込まれる可能性だってないわけじゃない。そういう危険性のあることだって認識したほうがいい」
そこまで言えば、彼女は小さく頷いた。
「……はい」
「お金はもっと普通のアルバイトをして稼ぎなさい」
「……はい」
「普通の仕事だったら紹介してあげてもいいから」
「え?」
「一つ当てがあるから、必要なら紹介する。もちろん大金を稼げるわけではないから、コツコツ働いて貯めるしかないけどね」
優作のその言葉に彼女は真っ直ぐに優作を見つめて詰め寄ってきた。
「お願いします! 紹介してください!」
「うん、いいけど、君のそういうところが騙されやすいんじゃない? まだどんな仕事かも話していないのに、それで決めるのは早計だと思うよ」
そう諭せば、彼女はしゅんと項垂れた。
「君は今年新入生ってとこ?」
「はい。短大の一年です」
「そう。じゃあ、入学して早々にトラブルに巻き込まれたのか」
「……はい」
ストレートで入学していれば、彼女は十八歳くらい。自分よりも七歳も下の女の子がこんな被害にあっている状況に胸が痛む。だが、彼女もあと数年もすれば社会に出ることになる。もっとしっかり自分で判断できるようにならねばならないだろう。
「君、俺以外の男にも声かけてたの?」
優作のその問いに彼女は大きく首を横に振った。
「あなただけです。優しそうだったから」
その言葉に優作はほっと安堵の息を漏らした。少なくとも声かけで何かのトラブルには巻き込まれていないようだ。自分のことを優しいと見てくれたことは素直に嬉しいが、その危うい判断基準に優作は小言をこぼした。
「そう。でも、優しく見えてもそうじゃない人もいる。自分がどれだけ危ないことしてたかわかってる?」
彼女はそれに何も言わずに俯く。
「デートだけのつもりでも、無理やりどこかに連れ込まれる可能性だってないわけじゃない。そういう危険性のあることだって認識したほうがいい」
そこまで言えば、彼女は小さく頷いた。
「……はい」
「お金はもっと普通のアルバイトをして稼ぎなさい」
「……はい」
「普通の仕事だったら紹介してあげてもいいから」
「え?」
「一つ当てがあるから、必要なら紹介する。もちろん大金を稼げるわけではないから、コツコツ働いて貯めるしかないけどね」
優作のその言葉に彼女は真っ直ぐに優作を見つめて詰め寄ってきた。
「お願いします! 紹介してください!」
「うん、いいけど、君のそういうところが騙されやすいんじゃない? まだどんな仕事かも話していないのに、それで決めるのは早計だと思うよ」
そう諭せば、彼女はしゅんと項垂れた。