知人の紹介で
仲よく手を繋ぎ、二人が訪れた場所は、大人も子供も楽しめる大型のアスレチックパークだった。いかにも真由美が好きそうなスポットである。初めて会った日、真由美は体を動かすことがとにかく好きなのだと知ったから、真由美からこの場所を提案されたときもすぐに納得がいった。圭吾も体を動かすことは嫌いじゃないし、久しぶりに童心に帰って遊ぶのも楽しいだろうなんて思っていたが、それは甘い考えだったとすぐに思い知らされた。
「嘘だろ……体力お化け……」
ノンストップでアスレチックを回り、圭吾はもうくたくただ。体を動かすことが嫌いじゃないといっても、ここ最近は何も運動していなかったし、こんなにずっと動きっぱなしだとさすがに疲れる。しかも、普段使わないような筋肉を使うから、すぐに体が悲鳴を上げ始めた。きっと明日にはひどい筋肉痛に苛まれていることだろう。
だが、同じアスレチックをしていたはずの真由美はけろっとした顔をしていて、まだ他のアスレチックに挑もうとしている。本当に信じられないくらい体力があるらしい。
「私より若いのに情けないなー。ちゃんと筋肉つけとかないと老後大変だよ?」
「いや、老後ってまだ二十代なのに……」
「体にガタが来てからじゃ遅いんだよ? 若いからこそ楽に体作れるでしょ?」
「それはそうかもしれないですけど。でも、もう無理……」
「しょうがないなー。じゃあ、ちょっとそこで休憩してて? 私はもうちょっと頑張ってくる! じゃ!」
圭吾をベンチまで誘導すると真由美は颯爽と次のアスレチックへと進んでいってしまった。若いという点でも、男性という点でも圭吾は真由美に勝っているはずなのに、なんという体たらく。真由美の言う通り本当に情けない。
「……はあ、俺も鍛えよう」
一頻りアスレチックを楽しんだ二人は、また仲よく手を繋いで帰途についたが、なんだか圭吾は介護をされているような複雑な気分であった。もう足ががくがくしていて、階段を下りるのもつらいのに、真由美はシャキシャキと歩いている。本当に心の底から体を鍛えようと圭吾は誓った。
「嘘だろ……体力お化け……」
ノンストップでアスレチックを回り、圭吾はもうくたくただ。体を動かすことが嫌いじゃないといっても、ここ最近は何も運動していなかったし、こんなにずっと動きっぱなしだとさすがに疲れる。しかも、普段使わないような筋肉を使うから、すぐに体が悲鳴を上げ始めた。きっと明日にはひどい筋肉痛に苛まれていることだろう。
だが、同じアスレチックをしていたはずの真由美はけろっとした顔をしていて、まだ他のアスレチックに挑もうとしている。本当に信じられないくらい体力があるらしい。
「私より若いのに情けないなー。ちゃんと筋肉つけとかないと老後大変だよ?」
「いや、老後ってまだ二十代なのに……」
「体にガタが来てからじゃ遅いんだよ? 若いからこそ楽に体作れるでしょ?」
「それはそうかもしれないですけど。でも、もう無理……」
「しょうがないなー。じゃあ、ちょっとそこで休憩してて? 私はもうちょっと頑張ってくる! じゃ!」
圭吾をベンチまで誘導すると真由美は颯爽と次のアスレチックへと進んでいってしまった。若いという点でも、男性という点でも圭吾は真由美に勝っているはずなのに、なんという体たらく。真由美の言う通り本当に情けない。
「……はあ、俺も鍛えよう」
一頻りアスレチックを楽しんだ二人は、また仲よく手を繋いで帰途についたが、なんだか圭吾は介護をされているような複雑な気分であった。もう足ががくがくしていて、階段を下りるのもつらいのに、真由美はシャキシャキと歩いている。本当に心の底から体を鍛えようと圭吾は誓った。