知人の紹介で
そんな関係を三ヶ月くらい続けた頃、今日も同じく千景が自分の話を好き勝手にして、愚痴もこぼしまくってすっきりしたところで、さあ会社に戻ろうと席を立ったら、珍しく和巳が千景に問いかけてきた。
「仕事は何時に終わる?」
「え? えっとー、七時くらい?」
脈絡のないその問いに戸惑ったが、会社に戻らないといけないのもあって、特には突っ込まずに正直に答えた。
「じゃあ、終わったらこの店で待ってろ」
「え、なんでよ」
「待っていればわかる」
和巳はそれ以上は何も言わないというような表情をしていて、このまま会話を繋げようとしても無駄に時間が過ぎるだけだと悟ったから、千景は待つとも待たないとも言わずに店を出た。
随分と一方的な約束で、理由も教えてはくれなかったから、千景は行こうか行くまいか寸前まで悩んだ。けれど、完全に無視をするというのは千景の性分では難しくて、結局は仕事が終わるとカフェに足を向けてしまった。
カフェに着いたのは十九時半ごろだった。夕飯を食べにいきたいから、あまり待たされるのは困るな、なんて考えていたら、それから十五分くらいして和巳は姿を現した。
「おい、行くぞ」
「え、ちょっと待ってよ」
すぐに店の外へと連れ出される。行き先も告げられずに、ただただ和巳についていけば、到着したのは随分と渋い印象のバーだった。
「仕事は何時に終わる?」
「え? えっとー、七時くらい?」
脈絡のないその問いに戸惑ったが、会社に戻らないといけないのもあって、特には突っ込まずに正直に答えた。
「じゃあ、終わったらこの店で待ってろ」
「え、なんでよ」
「待っていればわかる」
和巳はそれ以上は何も言わないというような表情をしていて、このまま会話を繋げようとしても無駄に時間が過ぎるだけだと悟ったから、千景は待つとも待たないとも言わずに店を出た。
随分と一方的な約束で、理由も教えてはくれなかったから、千景は行こうか行くまいか寸前まで悩んだ。けれど、完全に無視をするというのは千景の性分では難しくて、結局は仕事が終わるとカフェに足を向けてしまった。
カフェに着いたのは十九時半ごろだった。夕飯を食べにいきたいから、あまり待たされるのは困るな、なんて考えていたら、それから十五分くらいして和巳は姿を現した。
「おい、行くぞ」
「え、ちょっと待ってよ」
すぐに店の外へと連れ出される。行き先も告げられずに、ただただ和巳についていけば、到着したのは随分と渋い印象のバーだった。