授かり盲愛婚。 〜ハイスペ紳士とラグジュアリ一な一夜を過ごしたら、愛の結晶を宿しました。〜




  ***



 翌朝、起きて彩愛さんの朝食をいただいて診療前のクリニックに向かった。

 朝早くだったけれど、電話をしていたから快く迎えてくれた。


「滝脇さん……じゃなかった。唐橋さんになったんだよね、まずは結婚おめでとう」

「ありがとうございます、先生。先生には本当に短い間でしたがお世話になりました」

「こちらこそ。今日は、紹介状書けばいいのよね。用意してあるから待ってね」


 先生は【診療情報提供書在中】と印刷してある封筒に【金城総合病院産婦人科 担当医先生御待史】と書いて、紹介状とここでの検査結果を入れると封をする。

 封をしたとこに【〆】印を書くと私に渡した。


「これを病院で出して貰えば大丈夫だと思うわ。私からも連絡入れておくわね」

「ありがとうございます」

「じゃあ最後にエコーでも見てく? ……旦那さんも一緒に」


 そう言われて頷くと、看護師さんが侑埜さんを呼びに行ってくれてすぐに入ってきた。

 先生にいつものようにエコーをしてもらうと、赤ちゃんの右向きの横顔だった。

 はっきりとおでこから鼻、口元までが写っていてなんだか可愛らしい。本当にこの子が私のお腹の中にいるんだなぁと思う。


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