授かり盲愛婚。 〜ハイスペ紳士とラグジュアリ一な一夜を過ごしたら、愛の結晶を宿しました。〜
「……写真?」
それを取り出すと、小さい頃の私と見たことない笑顔の祖父が写っていた。その裏には、たった数文字が書いてあった。
「……っ……なんなのよ、それは」
そんな言葉を呟きながら、私はみんなが待つ居間に向かった。
そのあと、家から十分ほどでお墓に行きお墓の掃除をしてお参りをして終わるとそのまま帰ることにして車に乗った。
「……じゃあね、史菜。また来てね」
「うん。ありがとう……また来るよ、愛菜たち連れて」
「待ってるわ」
今までは帰ろうなんて思わなかったけど、今はまた来たい。次は、今の庭の様子の写真を見せに来よう。
車が出発して、しまっていた封筒を出す。
また写真を取り出して裏を見ながら私はやっぱり早く大好きなベリが丘に帰りたいと心から思う。
これからも私は、ベリが丘で住んでいくだろう。
【――史菜が好きな場所大切な人と、幸せになってください】
そして大好きな侑埜くんと大切な愛菜と侑斗と幸せになりたいって思う。
これからも、ずっと、祖父が出ていったこの街で。
ベリが丘に帰って数日後、私のお腹の中にもう一人命が宿っていることはまだ知らない――……
fin.


