授かり盲愛婚。 〜ハイスペ紳士とラグジュアリ一な一夜を過ごしたら、愛の結晶を宿しました。〜
「いらっしゃいませ」
「予約した唐橋です」
そう彼が言えばウェイターさんは確認をとり「お待ちしておりました、お席にご案内します」と礼をし案内してくれた。
店内は上質な空間で煌びやかで、祖父がこういった場所好きだったなと思い出す。
「史菜ちゃんはいちご好きだったよね?」
「え、はい……好きです」
急に問いかけられてそう答えると「頼んだものを予定通りに」と控えていたウェイターに告げる。
「オーナーも同じものでよろしいでしょうか?」
「あぁ、そうだね」
「かしこまりました……他にご注文はございますか?」
「いや。史菜ちゃんは何かある?」
私はこのお店自体どんなメニューがあるのかとか分からないので首を横に振り「大丈夫です」と言う。
「かしこまりました。では、お待ちください」
ウェイターさんはお辞儀をしてここから去った。私は“オーナー”と言っていたことが気になって彼に問いかけた。