授かり盲愛婚。 〜ハイスペ紳士とラグジュアリ一な一夜を過ごしたら、愛の結晶を宿しました。〜



「……まぁ、気になるよね。史菜ちゃんは“唐橋グループ”って知っている?」

「え、はい。もちろんです」  


 唐橋グループといえば、国内外の宿泊施設を始め飲食店などの事業展開している有名な大企業の一つで、今はウェディング事業も始めたらしいと聞く。
 大学生が就職したい会社ランキングで男女共に一位を保っているのが唐橋だと答えた。


「……うん、正解。その唐橋。でね、俺がその唐橋の社長なんだよね」


 苗字とかで想像はしていたけど、本当に社長さんだったなんて!でも、ノースエリアに住むくらいだしあり得る話だ。


「この店は、俺が社長になる前にフランスに観光で行っていた時にねたまたま入った紅茶店がすごく気に入ってね。それで日本でもできないかと思って二号店として出したお店なんだ」

「そ、そうなんですね。だからオーナーなんですね」


 驚いていると、紅茶とスイーツが運ばれてきた。スイーツは、いちごとベリーが乗ったサクサクのミルフィールで写真映えしそうな盛り付けでとても可愛い!


「素敵ですね、すごく美味しそう」 

「美味しいよ。パティシエはホテルのパティシエを連れてきたんだ、これは季節によって違うんだけどミルフィールは一番人気かな」

「そうなんですね……紅茶もいい香り」


 私は手を合わせて挨拶をすると、フォークで一口サイズに切るとサクッと音がして生地といちごを乗せて口に運んだ。


< 28 / 209 >

この作品をシェア

pagetop