授かり盲愛婚。 〜ハイスペ紳士とラグジュアリ一な一夜を過ごしたら、愛の結晶を宿しました。〜



 サクサクの生地に甘いカスタードクリームと生クリーム、そしていちごの甘酸っぱさがたまらなくマッチしていて感動するくらい美味しかった。

 食べ終わり、談笑をしていると名前で呼んでほしいと言われ戸惑う。

 とても楽しい時間だったから一緒にいたいなと思ったのだけど……今は身分違いだ。

 お嬢様の時と違い、私は釣り合わない。


「また、一緒に出掛けて欲しいんだけど誘ってもいいかな?」

「……っ、それ、は出来ません」

「どうして? 俺とは嫌かな?」 

「違います! ……唐橋さん。私は、あの頃と違って一般庶民になりました。唐橋さんとは釣り合いが取れません……だからもう、会うことはできません。すみません」


 私は頭を下げると「そうか」と唐橋さんは呟く。



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