両片想い政略結婚~執着愛を秘めた御曹司は初恋令嬢を手放さない~
「あ、このアクセサリーですか?」
耳元の小さなピアスに触れる。
お義母様がくれたサファイアのアクセサリー。
価値を聞いたときは震えあがったけれど、『この宝石たちも、タンスにしまい込まれたままより彩菜ちゃんに付けてもらえたほうがよろこぶでしょうから、気にせず普段使いしてちょうだい』と笑ってくれた。
実際に使わないとお義母様ががっかりした顔をされるので、絶対になくさないように気をつけながら大切に使わせてもらっている。
「アクセサリーはもちろんだけど、ワンピースやバッグは副社長からのプレゼントでしょう?」
そう言われうなずく。
私は動きやすくて清潔感があれば、ファストファッションで十分だと思っているけれど、翔真さんは私を連れて高級百貨店に行くのが好きらしい。
通されるのは一般のお客様が買い物をするフロアではなく、最上階の応接室。そこで外商の担当スタッフが選んでくれた服を私に着せて、かたっぱしから購入していくのだ。
その話を聞いた萌絵さんは「彩菜ちゃんは、愛されてるわよね~」とうっとりしながらつぶやいた。
「愛されているわけではなく、翔真さんは流行を知るために女性もののファッションにも触れたいらしいですよ」
結婚したばかりのころ、服や靴をためらいもなく買ってくれる翔真さんに『こんなにいっぱいいただけません……!』と私は青ざめた。
耳元の小さなピアスに触れる。
お義母様がくれたサファイアのアクセサリー。
価値を聞いたときは震えあがったけれど、『この宝石たちも、タンスにしまい込まれたままより彩菜ちゃんに付けてもらえたほうがよろこぶでしょうから、気にせず普段使いしてちょうだい』と笑ってくれた。
実際に使わないとお義母様ががっかりした顔をされるので、絶対になくさないように気をつけながら大切に使わせてもらっている。
「アクセサリーはもちろんだけど、ワンピースやバッグは副社長からのプレゼントでしょう?」
そう言われうなずく。
私は動きやすくて清潔感があれば、ファストファッションで十分だと思っているけれど、翔真さんは私を連れて高級百貨店に行くのが好きらしい。
通されるのは一般のお客様が買い物をするフロアではなく、最上階の応接室。そこで外商の担当スタッフが選んでくれた服を私に着せて、かたっぱしから購入していくのだ。
その話を聞いた萌絵さんは「彩菜ちゃんは、愛されてるわよね~」とうっとりしながらつぶやいた。
「愛されているわけではなく、翔真さんは流行を知るために女性もののファッションにも触れたいらしいですよ」
結婚したばかりのころ、服や靴をためらいもなく買ってくれる翔真さんに『こんなにいっぱいいただけません……!』と私は青ざめた。